お昼

空想物語

お昼時のちょっとした癒しの時間の空想物語
ふっと一息つけたらいいなと思います
ぜひ、癒しを☆

休憩中

日が高く昇った暖かな時間。
爽やかな風が通る中、私はベンチに座り休憩している。
上を見上げ雲の流れを見てのんびりしている。

「今日も雲が1つ2つと浮かんでる。」

「そうですね。雲はのんびりと見れていいです。」
隣から声が聞こえて驚いた。予想外の出来事で頭が真っ白に。

私は言葉に出したことを恥ずかしくなってしまい、お弁当を速く食べた。

詰め過ぎて、疲弊

「お昼だ。お昼時間が来た!」
朝からなぜか疲弊していた。

「やることを詰め過ぎたか、気を付けなくてはいけないな。」
反省しつつお昼時間を堪能している。

この後の疲弊する時間との戦いのために。

小休止

出会いの昼

「はぁー、やっとお昼休憩できる。」
ベンチに座って項垂れながらぼーっとする。

(今日は、いるかな?)
顔を上げて対面にあるベンチに目を向けてみる。
すーっと流し見をしていると気になっている人を見つけた。
視線に気づかれないよう視界ギリギリにその人を見ていた。
(いつもどんなお弁当を食べているんだろう、、、。)
気になっている時、視線がチラッと合ってしまった気がして目を背け木々の方を見る。

その人は気になってお弁当を閉じて、こちらに歩いて来るのが分かる。
(どうしよう、、、どうしよう、、、。)
焦っているところに気になった人の初めての声が聞こえた。
「あの隣座っていいですか?」

ドキドキしつつ……
「い、いいですよ。」

「ありがとうございます。」
その人は静かに座って、お弁当の残りを食べる。

沈黙の気まずい状況に耐えきれず口を開いた。
「あ、あのいつもお昼はここに来るんですか?」
緊張しながらも話す。
「そうですね、お昼はここに来ることが多いですね。木々に囲まれ空気が美味しいのと、少しピクニックみたいで気分転換に良いですので。」

「そうなんですか、自分もここに来ることが多いんです。」
「そうみたいですね。よくあなたを、お見かけします。」
「バレていましたか、すみませんでした、、、。」

「大丈夫ですよ、お弁当食べますか?」
あーんと玉子焼きを箸でつまみ口に運んできた。
「ありがとうございます。美味しいです。」

顔から火が出るように凄く恥ずかしくなった。
声は震え、緊張で味が全く分からなかった。
「もうこんな時間ですね、お仕事に戻ります。今度は一緒にお昼ご飯を食べましょうね。では、お気をつけて。」

「はい、よろしくお願いします。」
お弁当を片付けてベンチから去っていった。
一言しか言えないことを後悔しつつ、楽しみが1つでき浮かれてしまう。
今度、あなたに会うのもお弁当も楽しみだな。

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