街外れに立つ魔法研究所。
幻想的で神秘的な魔法を調べる。
空想の世界へ誘えますように。
【小休止】
【魔法研究所】（前編）
「今日も魔法と遊びましょう！」
扉を開き研究者ルクアセレは宣言した。
ここは森の中にある魔法研究所。
日々、魔法について実験されている。
研究している属性は『火・水・木・闇』の４種類。
暗く不思議な闇魔法が今回の実験テーマである。
資料から闇は全てを覆い無と成してしまう魔法だと言われている。
闇魔法には破壊や支配と威圧感の多い効果が見られる。
研究所では負の性質を持つ闇魔法を何か使えないかとルクアセレは思っていた。
召喚棚にある魔法書を取り、ペラペラ中を見る。
召喚できる魔物は、『サキュバス・ゾンビ・ヴァンパイア』など様々書いてある。
そんな色々と書いてある中、『小悪魔』と契約することに決めた。
400mlの血で十分と簡単そうだと思い、魔法陣を召喚の舞台に書き始める。
「闇夜に暮らす小悪魔よ。
我、ルクアセレの名のもとに盟約を交わす」
魔法陣から角、尖がった耳、露出の多い服、ハートの尻尾と順々に出現した。
驚きつつ、なんとか召喚が終わったと肩を撫で下ろす。
【小休止】
【魔法研究所】（後編）
「なに、ここ？光ったと思ったら知らない所に来ちゃったよ」
キョロキョロと無邪気に小悪魔は見回していた。
「ここは魔法研究所、魔法を安全にしようするため研究している所さ」
ルクアセレは小悪魔に伝えた。
「そうなんだ。あなたが呼び出した人ね？」
小悪魔は淡々とした口調でルクアセレに聞いた。
「そうだ、早速だが契約を交わしてほしい。小悪魔」
「いいけど、少し痛いよ。ふふふ」
小悪魔はルクアセレの首にカプっと噛みついて血を吸い出す。
血を吸い出した後、首に契約の印を残した。
「そんなに緊張しないで、終わったよ」
終わって、小悪魔はルクアセレに手を差し出す。
「闇魔法の一緒に研究をよろしく」
ルクアセレは小悪魔の手を取り握手をした。
「ちがうっ！」
小悪魔は手を離し、
「手の甲にキスして…キスしないと契約成立しない」
もう一度、手を差し出す。
「魔法書には、そ、そんなこと書いて無かったぞ」
恥じらったり、慌てたりとあたふたとしていた。
「仕方ない契約するため。よろしく頼んだ小悪魔」
小悪魔の手の甲にキスすると、首に刻まれた契約の印と同じ印が手の甲に刻まれた。
「これで契約の儀式は終わり、よろしくね」
一言言って研究所の中を飛び回る小悪魔だった。
「手の甲にキス…魔法書に書き加えておこう。これからも気を付けなくては」
ブツブツと恥じらいながら、注意して魔法を使わないといけないなと改めて思っていた。
【小休止】
【最後に】
・最後まで読んでいただきありがとうございます！
・小悪魔は手の甲に刻印、ルクアセレは首に刻印、目立つとこに。
時間たち次第、恥ずかしくなりそう…羨ましい。
・空想物語は不定期に更新していきます。
楽しみに待っていただけると嬉しいです。
お気軽に感想や修正点などのコメントしていただけたらと思います(^^ゞ
・ぜひ、今後ともお付き合いをよろしくお願いします。
空想世界へまたのお越しをお待ちしております<(_ _)>
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